オートロン
この写真はオートロンと言われるカメラで去年の9月に撮った。
正しい名前はPENTAX PC35AF。
本当はESPIO MINIが欲しかったのだが高価なので諦めこちらにした。
愛嬌ある形のプラカメで、スライドバリアがカシャンといい音で開くから、撮りもしないのに何回も開閉した。
しかし残念ながらこの時のフィルムを最後に壊れて終了。
時は過ぎて近頃過去の写真を遡る機会が多くなり、その中でこの一枚が目に止まった。
好きな写真だったがすっかり忘れていた。
インスタに上げるとしばらくして海外のフィーチャーアカウントに取り上げられた。
多くの人が目にしていいねを押し、Super cool なんてコメントまでついた。
とても驚いた、こんな地味な写真に。
大好きだったオートロン、また買おうか何度か悩んだし今回もまた思った。
でもやっぱりやめた。どうせカシャカシャやって壊すから。
グループ展への参加 2017年から2019年の横濱モノクロームへ
感謝の月
写真は日々の行動記録であり、目標は特になかった。
しかし一つだけ実現したい夢があった。
『アナログプリント』
夢だったのは、今は離れて暮らす肉親の写真を手造りすること。そしてそれを本人の手元に届けること。
そのために今月、人生で二度目の暗室に入った。
唯一の夢は思っていたよりも早く叶った。
ここに至って思い返すと、孤独だった写真趣味も、いつの間にか多くの優しさに支えられ、人との関わり合いの中で楽しむものに少しづつ変わってきていた。
そんな中で夢はいち早く現実になった。
今月は人との関わりや親切に感謝する月だった。
思い返せば去年もこの月だった。この日から全ては始まった。
そして新しい夢もぼんやりと。。。
2019年 5月 たまらん坂
渋谷の夜とフィルムカメラ 鈴木茂「BAND WAGON」45th Anniversary Year
2019年 4月 26日 渋谷
EOS KISS 7, EF40mm f2.8 STM, FUJICOLOR C200
EOS KISS 7, EF40mm f2.8 STM, FUJICOLOR C200
EOS KISS 7, EF40mm f2.8 STM, FUJICOLOR C200
EOS KISS 7, EF40mm f2.8 STM, FUJICOLOR C200
EOS KISS 7, EF40mm f2.8 STM, FUJICOLOR C200
RICOH R1s, ILFORD DELTA 100
「僕のライブは撮影自由。ビデオでも写真でも自由に撮ってください。」
会場は大人のファンが多く、皆節度を守りながら写真を撮っている。
ミュージシャンご本人も、そんな自由で穏やかなファンとの関係性を望んでいるのだろう。
爆音に身を預け音楽を楽しんでいると、ふいにこの場の感触をコレクションしておきたいと感じ、カバンの中のEOS KISS 7を取り出した。
演奏中に写真を撮るなどあまり考えたことは無かったのだが、楽しかった。
目眩く色を変える照明に向け数枚撮ってみた。
液晶で撮影結果を確認することはできないのでそれだけ。
音楽は途切れることなく体に伝わり、一体感が少し増したように感じた。
ミュージシャンは長い活動期間の中で今が一番いいですと言った。
心地のよい夜だった。
2019/04/26:鈴木茂「BAND WAGON」45th Anniversary Year
Mt.RAINIER HALL SHIBUYA PLEASURE PLEASURE
モノクロフィルムと桜
2019年 3月下旬 4月上旬 東京都内各所
EOS KISS 7, ZUIKO AUTO MACRO 50mm F2, ILFORD FP4 PLUS
EOS KISS 7, ZUIKO AUTO MACRO 50mm F2, ILFORD FP4 PLUS
EOS KISS 7, ZUIKO AUTO MACRO 50mm F2, ILFORD FP4 PLUS
EOS KISS 7, ZUIKO AUTO MACRO 50mm F2, ILFORD DELTA100
EOS KISS 7, ZUIKO AUTO MACRO 50mm F2, KODAK TRI-X400
EOS KISS 7, ZUIKO AUTO MACRO 50mm F2, KODAK TRI-X400
昨年、初めてモノクロフィルムで桜を撮ってから、ずっと春を待ち焦がれていた。
花とフィルムの相性やイメージを思案する時間は楽しいもので、あっという間にその季節を迎えた。
ILFORDのDELTA100が良さそう、そう思い大量購入し使い始めたものの、途中で気が移りFP4PLUSを使って見た。
どちらも良かったが、FP4PLUSの柔らかさはソメイヨシノを優しく引き立てているようで素敵だった。
最後の2枚のTRI-X400は、夜桜が撮りたくてアンダーで撮ったものを増感現像したのだが、日中撮った写真も優しく写っていて、やはり定番フィルムの凄さを感じた。
さて、ネガもいっぱい溜まったので、次のお楽しみはプリントへ。
あ、あと来年に向けて大きいカメラ買う。
楽しみ一杯。